選挙収録の準備について
選挙収録の準備について
皆さん、こんにちは!
CVセンターには毎日たくさんの映像が全国各地から送られてきますが、
選挙の準備は、担当者を中心に進めていきます。皆さんベテランの先輩方です。 取り決めた内容は資料にまとめ、CVセンターに勤務するスタッフに 開票日当日は、6時間の「zero特番」生放送のために約120時間もの素材が送られてきます。 もう1つ、サーバー収録も1週間前から準備しています。 このように様々な準備を行い選挙に臨むことで、
放送技術本部 CVセンター・マルチメディアグループの八巻遼太です。
CVセンターとは、汐留にある日本テレビ内の部署です。
私たちは、主にニュース番組で使用する映像をXDCAMディスクとサーバーへ収録する作業や、素材の編集、
またその編集された映像の送出などを行っています。
イベント事が重なると更に忙しくなります。その内の1つが選挙です。
日本テレビでは「zero特番」として、選挙の開票速報を放送しています。
私たちはこの特番に向けて様々な準備をしています。
今回は私たちが選挙当日に向けて準備していることについて、
2022年7月10日に行われた参議院議員選挙を例に話していこうと思います。
選挙特番に向けて
担当者は選挙全体をまとめるポジションとして、2か月以上も前から、当日の運用についての全体打ち合わせや、
スタッフ体制や収録に使うXDCAM収録機の設定や台数、収録時のルールや連絡系統の確認など、
たくさんの取り決めを各部署と連携しながら決めていきます。
メールや職場のチャットツールを使用して共有されます。
共有された資料を元に、私たちは当日の収録作業にあたります。
内容票の準備
この量の素材をミスなく作業するために、私たちも1週間前から準備を始めています。
1つはXDCAMディスクの内容票の作成です。
内容票は表計算ソフトや文書作成ソフトを使い、送られた時間と素材の内容が一目で分かるように作ります。
内容票が作成出来たら、選挙当日にこの用紙を大量に印刷します。
以前に行われた選挙の実績を元に、書き損じなども考慮して全体で200枚以上用意します。
印刷した紙のカットをするだけでも一苦労です・・・。
サーバー収録の準備
サーバー収録では全国の候補者の名前を書くことになるのですが、
候補者の数はおよそ500人!!
候補者全員のフルネームや政党、選挙区、内容の全てを手動で打つのはさすがに厳しい・・・。
そのため、パソコンのユーザー辞書に予め単語登録しておくことにより、
予測変換で簡単に表示できるようにしています。
それでも500人分の登録については事前に手動でやらなければいけないので大変ですが・・・(笑)
当日は大きなミスなく無事に終えることができました。
この記事を書くにあたり、作業を振り返って
改めて準備して下さった先輩方のありがたさを感じました。
自分もいつか同じような仕事ができるように日々取り組んでいこうと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。