キャラクターアニメーションについて
キャラクターアニメーションについて
みなさん、こんにちは。
コンテンツビジネス本部 CGグループの中田愛美です。
CGグループでは、キャラクターアニメーションを作る機会が多くあります。
今回は、キャラクターアニメーションを作る際の作業工程・注意点・動かしの際に意識する点などをいくつかご紹介します。
作業する上で、
『色を赤にしたい』、『動きを修正したい』など
一連を制作した後から修正変更したい場合も多く、
後から変更しやすくしやすいように作ることも意識しています。
まず、必要なものを揃えます!
01・構成
一本の動画の流れを記載したもの
02・動かしたい素材
キャラクター、背景、ロゴなど
03・BGM、SE、ナレーション
動画なので無音にしたい意図がない限り、必要になります。
04・編集ソフト
・Adobe After Effects
・Adobe Premiere Pro
このポスターの映像広告をつくるとします。

素材が一枚のJPGのみの場合。
見切れているパーツも動かすなら書き足す必要があり、切り抜き作業が発生するため、
素材は分かれている方が望ましいです。
そのため、自分で素材を作る場合は、
最低でも
背景、キャラクターの関節部分、キャラクターの表情のパーツ、文字要素
は分かれている状態でつくります。
滑らかなアニメーションをつけるには
動きの始まりから終わりまでの”中間の動き”をいかに滑らかにつけるかを考えます。




なるべくパーツも分かれているほど細かい動きを作ることができます。

続いてテキストにもアニメーションをつけましょう。


広告用の映像が完成です!
最後に
この仕事をしていて楽しい作業は、
広告という数分、数十秒の短い尺で
どうすれば、より効果的に
キャラクターのアニメーションをつけられるか試行錯誤しているときです。
一般的に
眉と目の動きで大体の感情は表現出来るとされていますが、
キャラクターによっては、
顔のパーツがないデザイン、目しかパーツがないものなどデザインは様々です。
その場合、
"どう動けばこのキャラが喜んで見えるか、悲しんで見えるか"
を考えアニメーションをつけていき、
平面だったものが動いていく作業に楽しさを感じます。
短尺でも認識できるように大袈裟にオーバーリアクションをつけても、
全体の方向性や、設定されたキャラの性格と合っていなければ使うことはできません。
日頃からアニメや配信番組、SNS、サイネージ広告、実際の動物の動きなどを見ながら
・どうしてこのキャラは人に受けている?
・海外作品と日本作品のアニメーションの違いはどこだろう?
・"っぽい"動きとはなんだろう?
など考えることで、もともと作品を見ることも好きなので楽しみながら勉強できています。