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ミニマムな機材でLive配信!

ミニマムな機材でLive配信!

クリエイティブ本部 ヴィジュアル・コンテンツグループ、制作の八久保です。 皆さん、withコロナの新しい生活様式には慣れましたか? かれこれ半年はイベント開催が見送られるなか、 各企業では“リモート”で解決していこうという動きがみられます。 クリエイティブ本部が技術協力した「YouTube Live配信」の事例についてご紹介します。 私達は普段制作業務をおこなっていますので 演出的な部分も加えた、 より付加価値の高いLive配信を制作・技術両面でサポートしました。
僕が担当しているJAXA様では、 今年の3月に「Space Career Forum」というイベントを予定していました。 民間企業による「ロケット」や「人工衛星」といった、宇宙ベンチャー参入の活発化に合わせて、 「宇宙分野で働くとはどういうことか。」とイメージを持ってもらうトークセッションです! 本来は、コワーキングスペースを貸し切ってのリアルイベントとして開催される予定でしたが、 コロナ禍でやむなく延期に・・・

そこで、Live配信を活用した 「Space Career Forum 2020 -VIRTUAL-」を開催しました!

実は、「リモート会議によるWebセミナー配信≒ウェビナー」というのはそれほど難しいことではなく、 Web会議サービスの基本的な機能でストリーミング配信が可能なものが多くあります。 リモート会議で、トークセッションの登壇者をそれぞれのオフィスからつなぎ、 その模様をYouTube Liveで無料配信すれば、 リアル開催よりも多くの人が気軽に参加することができるわけです。 そこで私達は、第4回(Series4)の技術協力を行いましたが、 普段ディレクションやプロデュースを行っている部署として 今回はウェビナーに【演出】を加えました。
  • 配信専用ソフトでリモート会議のマルチ画面をカスタマイズ
  • 背景・テロップをデザインし、配信中も自由に切り替え
  • 小型スイッチャーで動画やスライド資料・BGMをインサート、音量バランスも調整
これらを、主に<PC:3台> と <スタッフ:2名>で実現します!
配信のためにたくさんの機材やスタッフが必要になっては、コロナ対策になりません。 今回のシステムでは、 「密集を避けたい」というクライアントの要望にも応えることができる最小限(ミニマム)な形です。 さらに、ストリーミング配信の“品質”も保証します! PCが3台あれば、各ソフトの動作環境としても十分で、 スイッチャーから送出すると高画質の映像で出力できます。
Web会議サービスの機能による配信では、 どうしても映像容量が圧縮され、画質が落ちてしまうので、 ここがプロによる大きな差のひとつと言えます あらゆるものがミニマムへと変化しても 「丁寧」で「高品質」、「豪華」な映像づくりをめざしています!
Text by
クリエイティブ本部
ヴィジュアル・コンテンツグループ八久保貴嗣