IMAGICA COSMO SPACE | RECRUIT

Job introduction 制作技術スタッフ

制作技術本部 (TPG・TSG)
テクニカルスタッフグループ リーダー

福島 一憲

「好き」を糧に夢をかたちに

経歴
2004年入社。カメラアシスタントとして中継のケーブル捌きやロケ機材の準備といった数年間の下積み時代を経て、カメラマンとして独り立ち。スタジオ収録を始め、ロケで全国を飛び回り、日本テレビを代表する有名番組のカメラを担当。アイドルグループのLIVE送出・収録・配信業務にカメラマンとして多数関わる。

撮影周りの業務はすべてカメラマンの仕事
貴重な瞬間瞬間に立ち会えるのが醍醐味

「カメラマン」と言うと撮影のイメージが強いかもしれませんが、打ち合わせの内容に沿って必要な機材を選定したり、台数を決めたり、撮影スタッフのアサインなどといったコーディネート業務も重要な役割です。
経験を積めば、複数台のカメラを切り替えるSW(スイッチャー)を担うことも、テクニカルディレクター的なことをやることもあります。 働き方は担当する案件によりけりではありますが、LIVEイベントやスポーツ中継は土日に開催されることが多いので、土日にも仕事が入ることはありますね。お休みは平日に振替えられます。
1日単位で言うと、例えばサッカー中継の日だと、まず朝会社に来て機材準備をすることから始まり、ミーティングでその日のスケジュールや撮影内容を確認したら現場に向かい、さまざまな機材のセッティングを行います。試合開始前にカメラポジションごとに「今回はこういう撮り方をしたい」といったすり合わせをして、試合が終わればその日のうちに撤収して、会社に機材を戻すという流れになります。
正直体力勝負ではありますが、その分一般的なデスクワークでは体験し得ない貴重な経験がたくさんできるのは、この仕事の魅力だと思います。

過酷すぎて燃え尽きるほど
会場の興奮を間近に感じられる特別な時間

数年前、大阪にある京セラドームという会場でとあるアイドルグループのLIVEイベントの収録・配信案件にカメラマンとして携わりました。
カメラ台数が20台以上あり本番が4日間あったのですが、楽曲数が約120あって、それを4日で割っても1日30曲。ツアーを回るときはある程度公演ごとの「型」が決まっていますが、4日間すべて違う曲をやるので、演出もすべて違うわけです。期間中は打ち合わせ→リハーサル→打ち合わせ→本番→本番後翌日分リハーサルということが毎日続き、それこそもうリハ中に立ちながら寝そうになりました(笑)。
文字通り体力と睡眠時間を削りながらの4日間でしたので、相当に疲れてはいたのですが、LIVE本番が始まるとファンの熱気が本当にすごくて。会場のボルテージが一気に高まり、演者もお客さまもスタッフも一体になったかのように感じられ、それはもう特別で忘れられない経験となりました。
撤収まで全てが終わった時には、一緒に走り抜けたスタッフと真っ白に燃え尽きたことを覚えています(笑)。

知識よりもやる気が大切
「好き」がはっきりしていると強い

カメラマンという職業は、撮影が好きでないと続けられない仕事です。
仕事が長時間にわたることがあったり、悪天候の中でも撮影をしたりと体力的に大変な側面もありますが、その分特別な経験ができること、やっていて楽しさを感じられることが一番だと思います。
向いているのは自分のやりたい事がはっきりしている人ですね。絶対にLIVEカメラマンになりたい!スポーツ中継の音声になりたい!という方向性を持っている人はやはり強いです。「好き」がはっきりしているとそこをモチベーションにして困難も乗り越えられるので、続きやすいんです。
ちなみに、映像の専門学校で得た知識は基本中の基本のみです。現場での経験に勝る勉強はありません。新しい機材や技術は常に更新されていくので、僕もいまだに日々勉強しています。業界的にも職種的にも未経験で入ってくる方は多いので、そこは臆する必要ありません。それよりも、やる気や「好き」の気持ちを持って挑戦してみたい方を私たちは歓迎します。

モニターだけ見つめるのではなく
広い視野を持ってたくさんの人と共に創り上げる

撮影しながら周りも見る力、そして一瞬一瞬の判断力が大切だと思います。
自分のモニターばかりに集中しているのはダメで、例えばスポーツ中継の場合は実況の声を聞きながら撮影しているのですが、今撮っている選手とは別の選手の話題がでたら、撮っている選手は追いかけつつ、話題に出た選手を肉眼で探してカメラをその選手に向けたりします。シーズンが開幕したばかりの時期は昨年と選手の入れ替えが行われるので、新たに選手やポジションを覚えなければならず本当に難しいんです(苦笑)。これはもう経験を積んで実力をつけていくしかないですね。
また、カメラマンは職人のように寡黙であまり多くを語らないイメージで見られることもありますが、実際は高いコミュニケーション力が必要です。LIVEイベントや中継業務などは自社だけではなく、他社の様々なセクション(運営、音響、照明など)が存在します。そうした多様なメンバーと一緒に1つのイベントを成功させるには、やっぱり意思疎通がスムーズであることが不可欠です。
僕自身、テクニカルディレクターとして現場で立ち回ることが多くなった近年、他セクションとのコミュニケーションを円滑に行うことが非常に大切であることを痛感しています。

幅広いジャンルの案件に携われて
撮影のマルチスキルが身につく

1つのジャンルに特化した映像会社もありますが、IMAGICAコスモスペースは多岐に渡る業務内容が特徴です。中継だけ、スタジオだけ、ロケだけではなく、幅広く携われるところが面白いと思います。その分、覚えることが多く初めは大変かもしれませんが、1つ1つに向き合ってきたおかげでマルチな活躍をできるようになったと思います。
自分は高校時代にサッカー部に所属していたのですが、1年生の頃に先輩の試合を資料として撮影する機会がありました。その時の撮影が楽しくて映像に興味を持ち、放送業界を目指すようになったのですが、社歴10年目くらいの頃からサッカーやゴルフなどのスポーツ中継でメインカメラを担当する機会が増え、学生時代の夢がそこで叶ったんです。
カメラマンとして独り立ちし始めてからは、日本テレビの情報番組「ズームイン!!SUPER」(現在のZIP!)を始め、「高校生クイズ」地方大会で全国を飛び回る時期もありましたし、バラエティ番組のスタジオ収録に多く呼んでいただいていた時期もあります。今は会社としてLIVEイベント関連の案件が増えたこともあり、有名アイドルグループなどのLIVE送出・収録・配信業務にカメラマンとして多数関わっています。
こんな風に、テレビで目にする有名番組の制作に携われるありがたい環境が、IMAGICAコスモスペースにはあります。

応募者に向けてメッセージ

自分がやりたい事のビジョンを明確に持つ事が大事だと思います。 IMAGICAコスモスペースの場合、大きく分けるとカメラマン、VE(ビデオエンジニア)、音声とありますが、さらにその中でもLIVEをやりたいのか、スポーツ関係をやりたいのか、スタジオをやりたいのかなど自分のなりたい未来像を想像しておくと良いです。なんとなくで続けていると、必ずどこかで「自分は何がやりたいんだろう?」と壁にぶつかります。 僕にとってのサッカー中継がそうであったように、やりたい事を明確に持っていればそれが辛いことを乗り越えるモチベーションに繋がりますし、独り立ちへの近道にもなりますよ。

関わった実績

  • 箱根駅伝

    日本テレビ

  • J.LEAGUE

  • ラブライブ

    ライブ収録

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