Job introduction プロダクションマネージャー
コンテンツビジネス本部 副本部長
コンテンツビジネス本部 制作グループ マネジャー
(2025年11月時点)
髙沢 智也
仲間のピンチを救う 主役になろう
- 経歴
- IMAGICA Lab.の編集エディターとして、CMや映画などの合成をメインに20年以上のキャリアを積み、9年ほど前にディレクターに転身。広告や展示映像、時には番組の演出まで幅広く担当。現在はコンテンツビジネス本部の副本部長を務める。
プロダクションマネージャーはキャリアの通過点じゃない
その働きがプロジェクトチームのチカラを最大化する
プロダクションマネージャー職(以下PM)は、映像制作における進行管理業務を担います。
スケジュールの組み立てから、スタジオの手配、お弁当の発注まで幅広い業務を行いますが、技術部・演出部・クライアント…と、その全ての間に入って調整を行う仕事なので高いコミュニケーション能力が必要なポジションです。
私は長い間映像編集をやってきましたが、PMとのやり取りが最も多かったですね。よくクリエイティブ現場のサポート担当みたいに捉えられることがありますが、ただ支えるだけではなく、映像制作に関わる人すべてをうまく繋ぎ合わせてそのチカラを最大化させられるかどうかはPMの手にかかっているので、とても重要な役割です。案件の始まりから終わりまで、一貫して走り続けるPMの仕事を非常に尊敬していますし、決してディレクターやプロデューサーといった職種への「通過点」ではないと思っています。

「自分が現場を回している」と
誇りに思える仕事
IMAGICAコスモスペースは幅広い分野の案件を手掛けていて、 直接クライアントから仕事をもらうことが多いのが特徴です。それゆえにPMとしても1つのジャンルに特化した制作プロダクションとは気の遣い方が違いますし、臨機応変に立ち回るスキルが必要なので、本当に大変なポジションだと思います。でもその分、責任を持って業務に取り組めば、自分が「作品づくりの中心にいる」「この現場は自分が回している」という実感ができる仕事でもあります。
クライアントや監督とも直接やり取りする立場ですから、「お前のためなら」と言われるような信頼関係を築ければ多方面から重宝されますし、自分だから実現した仕事だと自負できますよね。誠実に向き合えば主役になれるのが、PM職だと思っています。

すべての苦労や失敗は成長過程
その痛みが人生を豊かにしてくれる
制作においての苦労は、自分のミスが直接的な原因でなくても、熟考して立てた予定が狂うことです。出演者が来ない、トラブルで撮影が押す、天候が一向に回復しない…などなど、段取り通りにいかないことはそう珍しいことではありません。でも、そうした苦労は後から振り返ると全部良い思い出なんですよね。私はこの業界に入って30年経ちますのでたくさんの修羅場をくぐってきましたが、すべての失敗は自分が成長してきた過程だと思っています。自分の頭の中のイメージを人に伝えるためのスキル、伝え方の大切さなど、人生で必要なことの多くはこの仕事が教えてくれました。

どんなピンチにも堂々と
先を読むチカラが現場を支える
PMに必要なのは、まずはコミュニケーション能力。それと常に自分ごととして捉えること、どんな状況でも冷静に全体を見る力ではないでしょうか。
例えば撮影がスケジュールよりも大幅に遅れてしまって、現場がピリピリすることも多々ありますが、ここでPMが焦るとその空気感が伝染してみんな焦ってしまうので、とにかく「堂々としていること」が大事だと思います。優秀なPMはピンチの時にこそ落ち着いて、1つのタスクの所要時間が予定を大幅にオーバーしても、その後の巻き返せそうなフェーズでできることを根回ししておくとか、常に先回りしてスムーズな進行をアシストしてくれるんです。そういう努力があって、何とか時間内に間に合ったとき「ふ~、危なかったですね!」と初めて本音を漏らす姿を見ると、PMは制作現場の精神的主柱だなと思いますね。
幅広い依頼に応えるコスモなら
多様な作品を「育てる喜び」が味わえる
IMAGICAコスモスペースの強みは何と言っても、テレビCM、WebCM、展示映像に、XRや番組と、幅広い映像分野を制作しているスタッフがいるので、一つの組織にいながらにして多くの経験を積めることです。細かいことをやりながらも規模の大きい案件にも入ることがありますが、そうするともう本当にたくさんの方々の力が集まって形の無かった企画が実際の映像となっていくわけで…。その過程がずっと見られることは、この仕事の喜びそのものだと思います。また、クライアントに近いところで働けるので、ワークフローは分かりやすくシンプルですし、クリエイティブに集中しやすいところも「ならでは」かなと考えています。
「良い人間関係」を基盤に
チームの可動域を拡げて高みを目指す
これは会社全体にも言えることですが、みんな映像が「好き」で仲間意識が強いですし、困ったことがあれば相談できる関係だと思います。上司にも話しやすい雰囲気の職場だと思いますよ。逆にもう少し緊張感を持たせないといけないなと考えていて、どうしたらいいものかと悩んでいるくらいです。 そんな制作チームですが、組織としての次のステージはポストプロダクション※の領域にも入っていけるようにしたいと考えています。今は人数の制限や次の仕事が詰まっていたりと最後までPMが関われないことがあるのですが、そこまでやり切ることで今よりもっと「IMAGICAコスモスペースは我々が支えているんだ!」という誇りを持ってもらえると思うんです。チーム環境を整えて、みなさんがより良いキャリアを築ける手伝いをすることが僕の使命ですね。
※映像編集、音声編集、CG、テロップ入れ、カラーグレーディング(色調整)など、撮影後の技術的な仕上げ作業全般
応募者に向けてメッセージ
仕事を「自分ごと」として取り組める前向きな姿勢を持った方、ぜひ私たちと一緒に働きましょう。前向きな姿勢さえあれば、スキルや経験は自然と身に付きます! クリエイティブワークが好きで、何かで役に立ちたいけど特別なスキルが無いとか、映像やってみたいけど領域を絞れていない人にも、恐れず飛び込んできてもらいたいです。
私の好きな言葉で、「できるまではできるフリ」というものがあるのですが、完璧でなくても前向きな姿勢で取り組んでいけば身になりますので大丈夫。その勇気ある1歩を、全力で応援します。

※このインタビュー記事は2025年11月時点のものです。