
Job introduction 企画・制作スタッフ
コンテンツビジネス本部
制作グループ マネジャー
田中 慶彦
自分が動いた分だけ感動は拡がる
- 経歴
- 2014年入社。ADとして経験を積み、ディレクター、プロデューサーとして企業案件やイベント映像、番組、CM案件に携わった後、現在は制作グループのマネジャーを務める。
チームの伴走者となり
包括的に支えるPM(プロダクションマネジャー)
制作グループの業務は、「映像案件の進行管理」が大きな名目になります。スケジュールの中で円滑に物事を進めるためのさまざまな調整業務です。プロデューサーやディレクターと1つのチームを組んで動くことが多く、企画の内容を一緒に練るところから始まって、納品まで一緒に動いていくことになります。PMは制作職の中のリーダー的なポジションです。
映像の中身やクオリティ面は主にディレクターが考えていきますが、上がった台本から撮影で必要なもの、例えば役者さんの手配だったり、撮影部、照明部、衣装やメイクなど、一通りその映像を具現化するための準備をします。担当ディレクターの要望を受けて、この場所ならこれぐらいの金額でできるよとか、そういう「現実味」を共有して実現させていくのは特に重要な役割です。
それが終わったら、今度は編集・仕上げに向けて、素材の手配や、編集スタジオの手配、MA※が必要な場合は、MAスタジオやナレーターの手配といった感じで、映像制作の全てに関わっていくのが主な仕事になります。
※「Multi Audio」の略称で、音の調整や収録作業を行う作業を指します。
表から見えないところが制作の舞台
「自分が動かしたから完成できた」と誇れる仕事
制作は「陰で支える仕事」という風に言われる通り、表からは見えないところでめちゃくちゃ動いています。番組一つ作って、視聴率が良かったとか、この番組すごく面白かったよねっていう声が上がったとしても、あんまり制作の評価にはなりません。どうしてもディレクターやプロデューサーに目が行きますからね。
でも、実際はどんな仕事もディレクターと制作の連携がうまくいかなければ成り立たない。そこをうまく繋いで回すのがPMの腕の見せ所ですね。
プロジェクトチーム内の人は結構ちゃんと見てくれているんですよ。それこそディレクターや編集マンなどは、結構「PMが○○さんだったから頑張れたよ」とか、「スムーズに進んで良い作品ができたよ」っていうことを言ってくれるんです。それがとても嬉しいですね。
PMが動かないと仕事が止まってしまうので、制作グループのリーダーでもある自分としては、みんなに「自分で動かして完成までいけたんだ」っていうことを、もっともっと誇りに思ってほしいなと考えています。
横のつながりも感じながら働ける
どんな職種にも活かせる高いコミュ力が養われる
PMだけのSlackがあるんですけど、そこでのPM同士のやり取りが現場を支えている面も多々あります。
「こんなロケ地を探しているんだけどどこかいい場所知らない?」とか「そこは許可に時間がかかるよ」とか「費用が高いよ」とか、みんなが自分の経験から得た情報・知識を惜しみなく共有してくれるんです。経験豊かな仲間が互いに助け合う関係性にあるのは、この職種ならではじゃないかなと思いますね。
ディレクターやプロデューサーは単独で動くことも多いのですが、PMはとにかくいろんな現場で、いろんな立場の人と関わり合いながら伴走していくのが仕事。案件ごとのチームだけじゃなく、横のつながりを感じながら1つの作品を作り上げるという達成感・充足感は得やすいんじゃないかなと思います。分かち合える仲間がいると、感動もより大きく感じるものですから。そんな職種の特性もあり、制作グループは社内で「一番仲が良さそう」と言われています(笑)。
また、ディレクターやプロデューサー志望でも、1回制作やったことがある人は強いと思いますよ。いろんなディレクターさんの現場に行って、各々の仕事ぶりが見られるんですから。作品に合ったロケ場所もおいしいロケ弁も人脈もどんどん蓄積されるので、引き出しが増えてどこでも闘える自信になりますね。
「人が好き」で、意図を汲み取り要望の一歩先を想像するチカラ
制作はスタッフのサポート的な役回りが多いので、話を聞く力、意図や真意を汲み取る力が大切です。もっと言うと、その要望の先にあるものは何なのかを考えてほしいなと思います。
映像をやる限りは、やはり視聴者がメインでないといけない。クライアントやプロジェクトチームメンバーの要望に応えることはもちろん大切ですが、「こういう人(視聴者)に見せる作品だからこういう場所(ロケ地)を探そう」とか、自分の業務の半歩先を考えながら動ける方は現場で重宝されると思います。
あと物腰が柔らかく、「人が好き」であることですかね。よく先輩に「PMはサービス業だ」と言われたんですが、それはすべての職種の中で最も「関わる人の数」が多いのがPMであり、関係者の疑問や要望にすぐ応える対応力や細かい決め事を捌く高い事務力も、すべて「人」がベースにあるから。飲食店の予約をすぐに電話でできる人が向いているかもしれません(笑)。スタジオもそうですが、いち早く、確実に押さえるためにはやはり電話で人と話すのが一番なんです。
専門用語が飛び交う技術要素の高い案件も
全うできる組織力
IMAGICAコスモスペースって本当に映像が好きで、作品を多く知っているだけじゃなく機材とかにも強い方が多いんです。だからこそ制作と技術が連携した、技術要素が高い案件に携われるのは大きな魅力だと思います。
以前カメラの新機種紹介(評価映像)がありましたが、やっぱり制作部隊だけだと、カメラの細かい話は分からないのでクライアントとの会話についていけないんです。それこそ専門用語だらけ(笑)。でもうちには家電量販店のテレビ販売コーナーでテレビに映しているような映像とか、海外ロケを請け負っていた技術に強い人材がいたので、高いレベルでの映像専門知識が必要な依頼にも応えることができた。
こうした職種を超えた連携が取れて、制作担当として多ジャンルかつマニアックな内容にも携わることができるのは、うちならではだと思います。
応募者に向けてメッセージ
制作は間口が広いので、ライブがやりたい、CMがやりたい、番組がやりたいと、1つに絞れていなくても大丈夫です。むしろやりたいことが明確すぎると、実際の仕事は多ジャンル過ぎて辛いかもしれません(笑)。おそらくIMAGICAコスモスペースでは経験できない映像案件はないと言えるくらい、本当にいろいろなお仕事に関われますので、欲張りなあなたにぜひ来てほしいです。