撮影監督って何?
撮影監督って何?
何してる人?

大阪で空、雲の合成用素材を撮影中。
みなさんこんにちは。
決まった企画、演出の説明と、撮影方法について確認します。 通称「ロケハン」。 撮影の前日までに当日使用する機材を、
↓ここから先は撮影直前。 本番想定で全てのカメラアングルを決定。 文字通り本番撮影。
撮影監督は、ここまで紹介した、撮影、仕上げまでの行程の全てに参加して、画作りを行います。 仕事内容を並べると、 上記のようなことが撮影監督のおおまかな仕事になります。 皆さんがイメージするような、ファインダーを覗いている時間はごく僅か。 Robby Muller (Curaçao出身「Paris, Texas」「Dancer in the Dark」)
制作技術本部 撮影コーディネートグループの吉田です。
私は撮影コーディネートグループで撮影監督をしています。
今回は「撮影監督」の仕事を紹介しようと思います。
撮影監督とは、 画面に映るモノを管理する責任者となります。
早速ですが、作品が出来上がるまでの撮影監督の動きを説明します。
撮影する場所を、主要スタッフで実際に現場に行って確認します。
お日様の角度が良い時間帯や、騒音が無い場所、
電源が確保できるかなど、細かく確認していきます。
想定される状態で組んで、動作確認をします。
↓ここから先は撮影後。
6.カラーグレーディング
編集が決まった後の色味の最終調整。
撮影監督はカメラをオペレートしないこともあります。
それどころか、覗かない場合もあります。そして、撮影の日はせわしなく現場を動いています。
上記に書いた内容は、撮影監督の仕事の一例であり、他にもいろんなスタイルの撮影監督がいらっしゃいます。
撮影監督は、監督のいちばんの理解者であり、撮影現場の責任者だと私は思っています。
現場のみんなが安全に創作し、そしてみんなの力を合わせてより良い映像を作っていく、
私はそんな撮影監督になれたらと思います。
Roger Deakins (UK出身「Dead Man Walking」「1917」)
Emmanuel Lubezki(メキシコ出身「The Revenant」「Reality Bites」)
Darius Khonji (イラン出身「My Blueberry Nights」「Se7en(セブン)」)
上記の4名は私が好きな撮影監督たちです。
出身国もバラバラで、年齢もまちまちですが、どの方も素晴らしい映像を撮影しています。
みなさんもこれを機に観る映画やCMを好きな監督ではなく、
撮影監督で選んでみてはいかがでしょうか?